
イタリアの建築家カルロ・モリーノ(Carlo Mollino, 1905–1973)は、「現代のルネサンス人」と称されるほど多才な天才クリエイターであり、写真家としても極めて異彩を放つ独自のスタイルを確立しました。

自らデザインした秘密のアパート(現在はMuseo Casa Mollinoとして存続)をスタジオにし、厳選した衣装やウィッグ、装飾品を買い込んで女性たちを演出しました。撮影後、プリントに自ら緻密なブラシレタッチ(修正)を施して理想の「曲線美」を追求しました。没後に見つかったプリントも含め数多くの作品を掲載しています。

フィンランドを代表するTimo Sarpanevaによってデザインされた花器(オブジェ)。1954年に開催されたミラノ・トリエンナーレのグランプリを受賞。北欧デザインのアイコンと言っても過言ではありません。


Orkidea(蘭)と名付けたらたその花器は、ガラス職人の手作業によって生み出され、ふくよかなで力強く生命力の塊のようなフォルムは、世界の名だたる美術館に永久コレクションとして収蔵されています。
Carlo MollinoとTimo Sarpaneva。それぞれのアプローチは全く異なりますが、曲線美を追求した作品(写真集)になるかと。